2019年3月に屋久島へ行った時のお話。
今回はメインの観光「屋久杉登山」について、です。
屋久島へ行こうと思った時点で思いつくところはきっとあるはず。
「屋久杉」と「白谷雲水峡」はもはや鉄板。
今回は「屋久杉登山」の観光について、注意点や事前の準備、知っておいた方が良いことを書いておこうと思います。
屋久杉自然館前から、必ずバスに乗って向かう
まず、1番に気を付けなければいけないこと。
それは「自分の車で登山口までいけない」ことに要注意です。
屋久杉登山をする場合は、「必ず専用のバスに乗って、登山口まで移動する」ことになります。
これを知らずに富士山や高尾山のように車で向かうと、バスに乗れずに登山できず、その1日を棒に振ることになってしまうので、覚えておきましょう。
(これは、僕も行ってから知りました。。。)
具体的にいうと、
「屋久杉自然館前」から「荒川登山口」まで登山者はバスで一斉に移動します。
移動時間は、約40分。山道を移動するので、小さい子供がいる場合は酔い止めがあった方がいいと思います。大げさでなく、車内で結構戻してしまう子供がいました。。
そして、もう一つ注意点が、「バスの時間・本数がとても限られている」こと。
参考に時刻表がこちらから確認できます。
朝の5本に乗るのが必須
わかると思いますが、朝4:40から6:00の間で5本のみ。
つまり、「この5本に乗れなければ、屋久杉登山はできない」ということ。
実際に僕も5:00のバスに乗るために、4:00にガイドの方に迎えに来てもらい、4:20にはバス停について並んでいました。
バス停の前には徐々に列ができ始め、バスが来たらすぐに乗車です。
チケットは前日までに買っておこう
チケットを乗車時に見せて席へ座ります。このチケットはバス乗り場でも買えたはずですが、観光案内所でも購入できるので、先に買った方がチケット購入に時間を取られずすぐにバス待ちの列に並べるので安心ですね。
事前予約のバスではないので、チケットは先に買っておけても、乗れるかどうかは早いもの順。
前日からの早寝早起きは必須。絶対に登りたいなら、事前の準備はしっかりして向かってください。
車輪の上は避け、仮眠の時間に。
バスに乗ったら、出来るだけ車輪の上の席は避けましょう。揺れ具合がかなり違い、車酔いの度合いも変わってくるでしょう。せっかくの旅行なので、酔い止めも念の為飲んでおくと良いかも。
季節にも寄ると思いますが、朝の時間でほとんど外の景色も見えません。この日は長時間登山のはず。ゆっくり目をつぶって休んでおく方が良いと思います。
事前の準備
大前提のバスで向かう手順を理解したら、実際に登山に向けて道具の準備をしていきましょう。
れっきとした「登山」です。ゆっくりとはいえ、往復約10時間の登山を出来るだけ快適に過ごせるように、以下の準備があるといいかと思います。
ファッション編
できるだけオシャレして登って、記念の写真を撮りたいですよね。でもせっかくオシャレをしても、装備が不十分で途中でリタイヤしたら台無し。
実際に登ってみて、用意して良かったもの、用意した方が良かったものを踏まえて書いていきます。
登山靴
これは必須です。
「履き慣れた運動靴でよくない」と思うかもしれませんが、
・平坦な道がほとんどない
・雨が多く、頭から足まで濡れるのが当たり前
なので、体全体を支える靴はしっかりしたものを履いた方が絶対に良いです。
レンタルできるところもありますが、履き慣れたモノの方が安心かも。
とにかく、「登山靴」を用意した方が間違いなく楽しめます。
レインコート
簡単なもので良いので、必ず用意した方がいいです。
屋久島はとにかく雨が多い。特に山では降ったり止んだりが繰り返されます。
どんな季節でも雨で体が濡れると、どんどん体力を奪われ、山頂までの登山が厳しくなります。
正直、僕はレインコートを準備しておらず後悔しました。
なんとか、ウィンドブレーカーが多少撥水があり、途中で雨が止んだので何とかなりましたが、、、安いもので良いので持っていけば良いと思いました。
民宿でも販売がありましたが、100円ショップで買えそうなものが1,000円ほど。それをためらったことにも後悔。。天気予報はあまり当てになりません。雨の準備もしっかりと!
もし購入するなら、このあたりでしょうか?
万一の時も考えて、明るい色の方がいいかな、と思います。
ヘッドライト
おそらく持っている人は少ないはず。僕も、ガイドさんに言われて事前に購入しました。
なぜ必要かといえば、登山口へバスで到着してから朝の暗闇の中で登山が始まりまるから。
街灯なんてありません。森の暗闇の中を歩くので、ヘッドライトがないと本当に何も見えません。
特に序盤は、過去にトロッコが走っていた線路の上を歩くので、凸凹が激しかったり、途中で橋のように一歩間違えると川へ落ちてしまうような場所も現れるので、とても危険。
これは帰り道に撮ったもの。落ちたら・・・アウト。
安いもので良いので、事前に買っておきましょう。電池も忘れずに。僕はこれを選びました。
1,500円程度で十分使えました。非常時にも使えると思えばかなり便利かも。
ポイントは両手が空くこと。「冒険行くぞ!」という気持ちになれて、楽しかったです(笑)
お弁当・水
え?お弁当?なんて思うかもしれませんが、これも必須。途中で売店なんてありません。
お弁当は前もって民宿に頼めば用意してくれると思います。僕は、出発の朝に玄関に置いてありました。屋久島に行くと、登山者向けのお弁当屋さんが多いことに気がつくと思います。
また水は、少し大きめのペットボトルを1本持っていけば良いと思います。
「10時間も登るのに1本で足りるの?」と思うかもしれませんが、途中で湧き水が湧いています。
場所によって少し味も違うので、現地の天然水を飲み比べるのも旅の面白さかも。
携帯トイレ
心配な人は持っていきましょう。7〜8割登ったあたりから、トイレが無くなります。途中で1箇所携帯トイレ用の場所があるくらいです。
屋久島は世界自然遺産。
当然ながら、その辺りで影に隠れて、、、なんてことはご法度です。そもそも登山道を外れることもできないので、それもできないはず。ガイドさんが持っていることもありますが、基本的には販売のようです。自分で用意しておけると気を使わず楽しめるはず。
価格や個数もあるけれど、自分の気持ちや利便性を重視すると良いですよね。
これも万一の防災グッズとして使えるので、ちゃんとしたものを選んで損はないはず。
寒さ・暑さへの対策を
往復約10時間の登山なので準備はしっかりとしていきましょう。
必ずと言ってよいほど、雨が降るので、濡れても平気なように帽子や防水のウェアを。
夏は熱中症や日焼けでやられないように。
冬は体温を奪われないように。
もし心配であれば、近くのアウトドア用品店で相談するのが一番かもしれません。
準備をしていけば存分に楽しめる
少し心配するような内容ばかりですが(笑)
ちゃんと準備すれば、思い切り世界遺産の景色の数々を楽しめるはず。
少しお金はかかるかもしれませんが、後悔するよりも良いですよね。
あとは自分の好みに合わせて。
カメラを持っていく人は、雨の対策をしていけばバッチリ。
ちなみに、スマホはほぼ圏外なので、機内モードにしておけばカメラとして電池が保てると思います。
急遽行くことに決めた僕は、色々と準備不足でした(笑)
これから行こうと思っている人は、そんな心配が無くなりますように!
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